Project/Area Number |
18700494
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical education
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
堀出 知里 University of Tsukuba, 体育センター, 準研究員 (90400704)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 野外教育 / ナラティプアプローチ / ナラティブアプローチ |
Research Abstract |
本研究の目的は、自然体験が参加者の自己成長に及ぼす効果を評価する手法としてナラティブアプローチを導入し、その有用性を示すことである。平成19年度は、1)プログラムの実施とデータ収集、2)プログラムの評価、を行った。1)では、秋に2泊3日の野外教育プログラム(福島県南会津町・七ケ岳の縦走登山を中心としたキャンプ)を実施し、データ収集を行った。グループ構成は、参加者1名(小6男子)と指導者2名(大学2年女子と大学院生男子)であった。本研究者は、ディレクタ1一、食料係、装備係を兼務し、グループの一員としてかかわりながら参与観察を行った。1日目の行程は、登山口まで徒歩で移動し、ベースキャンプの設営、焚き火での夕食作り、テント泊を行った。2日目は、沢登りを含む登山を行い、その後べ一ろキャントプまで戻ってテント泊をした。最終日は、ベースキャンプを撤収し、温泉まで自動車で移動した。プログラム中、参加者は積極的に焚き火や沢登り等の活動に取り組んでいた。ベースキャンプでの漆黒の闇や焚き火の炎、沢登りの途中で越えた滝やそこでの参加者の姿は印象深いものであった。指導者がこうした譜面を描く一方で、参加者が描いた絵は下山後の出来事であった。ススキの穂が両脇に揺れる林道を、ススキの穂を手に歩いていく参加者の姿が描かれていた。今回のプログラムでは参加者自身が語った内容を多く収集することができず、多様なナラティブについて十分な分析ができなかったことが課題として残った。指導者に対しては、キャンプ後に追加のインタビューを行い、内容は現在分析中である。
|