運動トレーニングによる生活習慣病予防効果を規定するミトコンドリア遺伝子多型の探索
Project/Area Number |
18700541
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sports science
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
福 典之 Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, 東京都老人総合研究所, 主任研究官 (40392526)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 百寿者 / 体力 / ミトコンドリア / ゲノム / DNA / 多型 / パプログループ / 候補遺伝子 / 一塩基多型 / ハプログループ / 2型糖尿病 / メタボリックシンドローム / 生活習慣病 / 疾患感受性遺伝子 |
Research Abstract |
百寿者(100歳以上の人)は,後期高齢期を自立した生活を営んでいた人が多く,一般的に高い体力水準で経過してきた集団である。で本研究では,百寿者を対象として,ミトコンドリアDNA(mtDNA)の全塩基配列を決定し,サクセスフルエイジングに関連する可能性のある多型の検索を試みた。対象は,百寿者96名および健常者96名であり,それぞれの被検者の静脈血をサンプルとして総DNAを抽出した。その後,既報のダイレクトシークエンス法によりmtDNA全塩基配列を決定した。それぞれの塩基配列を改訂版ケンブリッジシークエンスと比較し多型を抽出した。その結果,ハプログループD5およびM7bを有する人は,コントロール群より百寿者群において有意に高頻度であった[オッズ比8.6(95%信頼区間:1.06-70.5),p<0.05]。また,ハプログループD5およびM7bに共通して見いだされる多型として150C>T多型が存在した。 ある種のmtDNA多型は長寿に関連し,これらの多型は生活の質を高める体力などを規定する候補遺伝子として重要である可能性がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)