花粉症マスクの装着に伴う「息苦しさ感」の改善を目指したデザイン開発に関する研究
Project/Area Number |
18700580
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General human life sciences
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Research Institution | Gifu City Women's College |
Principal Investigator |
森島 美佳 Gifu City Women's College, 生活デザイン学科, 助教 (50369518)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | マスク / 花粉症 / 装着感 / 感性情報 |
Research Abstract |
現代人にとって深刻な花粉症に要する花粉防護マスクに着目し、その機能性と快適性の改善策を見出し、最適な花粉症用マスクを開発することを本研究の長期的な目的とする。本課題では、はじめに、花粉症用マスクに対する問題点の調査を行った。つぎに、問題点の主要因と考えられる花粉症用マスクの装着時における熱特性について検討した。さらに、装着感に関する感性評価計測を行った。総括として、花粉症用マスクの装着時における熱特性と感性評価計測結果を対応させ、問題点の要因を検討した。 マスクに対する意識調査を実施した結果、マスクを使用しない理由として、息苦しい、蒸れる、格好が悪いなどが挙げられた。花粉症用マスク装着時における熱特性について、サーモグラフィと超小型静電容量式高分子温湿度センサーから構成される計測システムを提案し、それを用いて被覆内温湿度およびシート表面温度の測定を行った。被験者は14名である。試料には、平面型ガーゼマスク、立体型ガーゼマスク、プリーツ型不織布マスク、成型不織布マスクの計4種類を採用した。マスク装着時におけるシート表面の温度分布を観測した結果、不織布マスクの表面温度は一様傾向を示した一方、ガーゼマスクのそれは、マスク周辺において低い傾向を示し、隙間が形成されている箇所についての知見を得た。また、被覆内気候について試料間の比較を行った結果、本実験の範囲では、温度について明確な差は見られなかったものの、湿度については不織布マスクに比してガーゼマスクの方が低い傾向を示した。感性評価計測を行った結果、平面型ガーゼマスクは、立体型のものに比して、より息苦しく、嗜好性がより低いという結果が得た。 以上の実験結果より、息苦しさや嗜好性に及ぼす影響は、マスク被覆内気候よりもむしろシート自体の吸湿性、さらにはデザインの違いによるシートと顔面との間に生じる隙間が重要な因子であること力推察された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)