Project/Area Number |
18700602
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Eating habits, studies on eating habits
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
坂野 麻里子 Yamagata University, 地域教育文化学部, 准教授 (90400530)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | ビタミンK / ワーファリン / 遺伝子多型 / 高血圧 / ビタミンKエポキシド還元酵素 / γ-カルボキシラーゼ |
Research Abstract |
経口抗凝固薬ワーファリンは治療域を得るための投与量に大きな個人差があり、また薬効に食品中のビタミンKが強く影響するため、本剤にまる抗凝固療法を行う場合、個々に適切な投薬を実施した上で、最適な食生活指導を行うことが求められる。本研究では、ワーファリン服用中に適した食生活指導を行う上での基盤を形成ずるため、食品中のビタミンK含量に及ぼす調理の影響を解析すると共に、ワーファリン療法の治療応答性や副作用に影響する遺伝子多型を解析した。 【食品中のビタミンK含量の調理変化】ビタミンK含量の高い緑色野菜を対象として、「ゆで」および「妙め」調理後のビタミンK含量の変化を測定した結果、野菜中のビタミンK量は「ゆで」により一10〜28%、「妙め」により一10〜23%の範囲で野菜毎に独立して変化することが明らかとなった。したがって、食品からのビダミンK摂取量を正確に把握するためには、少なくとも高ビタミンK含有食品について、生の食材のビタミンK含量だけでなく、調理後のビタミンK含量についても基準成分値を設定する必要があると考えられる。 【循環器疾患関連遺伝子多型の探索】前年度に引き続き、ワーファリン服用者を中心として脳血管障害、心疾患、高血圧等循環器疾患者の臨床データおよび遺伝子多型を解析した。その結果、短鎖/分枝鎖アシルCoA脱水素酵素およびカテコールーO一メチルトランスフェラーゼ遺伝子内の一塩基多型が日本人の本態性高血圧発症と相関を示す事が明らかとなった。
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