Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
平成17年度は、偏りの無いシナリオを医学生に提供できるシステムの開発を行い,シナリオ作成の支援をするために,シナリオを作成・蓄積できる環境やシナリオ作成に関するFace to Faceの会議を支援するために,事前にシナリオ作成に関する情報を共有する環境を整えるためのシステム開発を行い,評価を行った.その結果,シナリオ作成・蓄積する環焼に関しては,高い評価が得られた.また,従来のシナリオの作成方法では,シナリオライターが事務に作成したシナリオを渡すときに起きていたトラブルが今回は起こらなくなり事務の負担が軽減できた.しかし,Face to Faceの会議を支援する環境としてシナリオアドバイスを行う掲示板はあまり利用されなかった.今後,利用するための支援を考えていく必要がある. これらの支援により,PBLにおけるシナリオ作成支援を行ったが,まだまだ不十分であると考えられる.そこで,偏りの無いシナリオを作成するために,過去のシナリオから臨床項目辞書を作成し,新たに登録するシナリオにどの臨床項目が足りないかシナリオライターに知らせるシステムの構想について述べた. 今後,このシステムを構築し,シナリオライターに実際に使用してもらい,シナリオ作成の負担を減少できるか評価したいと考えている.さらに,今回述べた方法では,臨床項目の抜き出しに誤りが含まれるために,誤りを減らす方法についても検討していきたい.また,過去のシナリオの分析数を増やし臨床項目辞書をブラッシュアップさせていくことも重要であると考えている.
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