ロールモデル型eポートフォリオを活用した実践力重視の理系人材育成
Project/Area Number |
18700656
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
|
Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
小川 賀代 (清水 賀代) Japan Women's University, 理学部, 講師 (20318794)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 教育工学 / 情報システム / eポートフォリオ / eラーニング / 人材育成 |
Research Abstract |
本研究では、本学が培ってきた社会で活躍している卒業生(ロールモデル)の在学中に納めた成果や履歴をeポートフォリオに蓄積し、これらのデータを基に学生の能力値を客観的に評価するRole Model basede-Portfolio(RMP)の提案・構築を行ってきた。今年度は、ロールモデルを業種・職種別に分類し、昨年度までに構築した評価項目で、自分の能力とロールモデルとの比較を可能とした。これにより、業種・職業別に求められている実践力の可視化が可能となった。また、RMPからの評価結果を示すだけでなく、不足している能力を養うための推奨科目の提示機能も拡張した。 本システムを、就職活動を間近に控えている学部3年生に対して試験運用を開始し、アンケートによるシステム評価を行った。アンケート内容は、RMPシステムの機能、利用方法、システムへの期待など計17問を実施した。RMPが提供する機能((1)6つの能力値、(2)自分の現在と過去の能力値比較、(3)推奨履修科目、(4)業種・職種別に分類されたロールモデルとの比較、(5)企業別に分類されたロールモデルとの比較)のすべてに関し、7割以上の学生が、活用したいと思っていることがわかった。また、本システムを就職支援に活用したいと思うかの結果とRMPが提供する5つの機能について相関係数による検証を行ったところ、高い相関係数を得た。これにより、本システムは、就職支援に有効であることが確認でき、学生にとって、学習意欲を向上させ、実践力を養うための有効なシステムであることいえる。
|
Report
(2 results)
Research Products
(15 results)