Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Research Abstract |
本年度は,放射伝達モデルの精鋭化と検証データ収集を行った。放射伝達モデルの開発に関しては昨年度の研究でversion1が作成できたため,本年度はモデル構造の内容をドキュメント化(投稿論文の修正,マニュアル作成)を行った。その結果論文は修正の後に受理された。また,モデルを幅広いユーザに利用してもらうためのマニュアル整備を行い,複数の研究会でモデルのデモンストレーションを行って開発したモデルの有効性を説明した。さらに,針葉樹における葉群の密集構造(シュートクランピング)を陽にモデルに導入し,シュートクランピングの影響を明らかにするとともにその内容を論文としてまとめた(研究発表欄の三番目の論文)。さらに,放射伝達モデルが衛星リモートセンシングデータから陸域生態系の重要パラメータである葉面積指数の逆推定アルゴリズムに利用されている現状をふまえ,既存の葉面積指数の逆推定アルゴリズムのレビューを行い,放射伝達モデルがそのように利用されているかについてまとめるとともに,今後の研究展開についての指針をまとめた。 現場観測では,中国の青海-チベット高原の観測サイトに赴き,草原の光環境や生態系パラメータ,分光反射率を収集するとともにその内容を用いて草原におけるモデルの挙動を検討した。また,昨年に引き続きシベリアのカラマツ林で観測された分光反射率などのデータを用いて放射伝達モデルの検証を進めており,現在論文を投稿中である。
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