オランダ植民地期インドネシアの丁字入りたばこ産業の展開
Project/Area Number |
18720197
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Asian history
|
Research Institution | Wakayama National College of Technology |
Principal Investigator |
赤崎 雄一 和歌山工業高専, 助教授 (10342536)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2007: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
|
Keywords | インドネシア / たばこ / クレテック / クドゥス |
Research Abstract |
本年度は、計画通り、広島大学での予備調査、オランダへの資料調査を行うことができた。7月末に広島大学を訪れ、中心的な資料となるメールラポートのインデックスから、研究テーマに関する資料がある登録番号を控えるという作業を行った。8月にはオランダを訪れ、国立公文書館、オランダ王立言語地理民族学研究所、王立熱帯研究所で未刊行文書の調査を行った。それぞれの機関では資料をデジタルカメラで撮影することが許可されているため、発見した資料をカメラで撮影し、補助金で購入したノートPCに記録して持ち帰った。複写を頼んでいた頃に比べ、能率よく調査を行うことができた。 本研究の目的は、第一に、オランダ植民地期、ジャワ島クドゥスの丁字入りたばこ現地人企業の展開を明らかにする、第二に、たばこ企業と労働者との関係、雇用方法、賃金、失業者の問題などから地域社会へたばこ企業が果たした役割について検討することである。第一の部分についてはこれまで収集した資料からかなり明らかになってきた。しかし、第二の地域社会へのインパクトについてはさらに新しい資料を探し、研究を深める必要性があると考えている。 当初の計画では19年度も研究を継続し、収集した資料を基に論文を執筆する予定にしていた。しかし、オランダでの在外研究が急に決まり、日本を離れるため、来年度は補助金の申請を辞退することにした。今後はオランダでの調査をさらに進め、たばこ産業が現地人社会に与えた影響に関する研究を続けていきたい。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)