A theoretical analysis on psychological incentives in organizations
Project/Area Number |
18730179
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied economics
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
DAIDO Kohei Kwansei Gakuin University, 経済学部, 准教授 (70388354)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 行動経済学 / インセンティブ / 組織の経済学 / モラル・ハザード / 組織の経済単 / 行動契約理論 / モラルハザード |
Research Abstract |
本研究の目的は,経済主体の心理的なモチベーションを考慮に入れたインセンティブ設計に関する問題を契約理論を応用して分析することである。それに対して,以下のような成果を得た。まず,プリンシパルのエージェントに対する期待がエージェントの成果を高めることを参照点依存型選好(reference dependent preferences)モデルを応用して分析した。次に,社会的選好(social preferences)をもつ複数のエージェントが存在する状況で,プリンシパルは複数のエージェント一つのグループとして組織させるか,その中から一人のエージェントをマネージャーとして選び組織を階層化したほうがいいかという問題を分析した。それを通して,ピア・プレッシャー,企業へのアイデンティティー,職階の増殖などの問題を議論している。さらに,目標設定とインセンティブ体系の関係性についても,社会心理学の目標設定理論(goal setting theory)から得られた知見をもとにモデル化を試みた。最後に,今後の研究へ向けて,本テーマの公共経済学への応用などについても模索した。
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Report
(4 results)
Research Products
(13 results)