ICT literacy and social participation of people with disabilities : On the research of their "Stock of knowledge"

• Project/Area Number: 18730333
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Sociology
• Research Institution: Otsuma Women's University
• Principal Investigator: SHIBATA Kuniomi Otsuma Women's University, 社会情報学部, 講師 (00383521)
• Project Period (FY): 2006 – 2008
• Project Status: Completed (Fiscal Year 2008)
• Budget Amount: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥300,000); Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000); Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000); Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
• Keywords: メディア / ICT / リテラシー / 障害者 / 社会参加 / 福祉 / 福祉社会 / 情報社会 / 福祉社会化 / 情報社会化 / 福祉化 / 情報化 / 知の積層

Research Abstract

本研究は、障害当事者が自らを社会に参加させるために、ICT を主とするメディアを利用するさいの「知」、リテラシーの積層を明らかにし、典型例のデータを収集・整理して、その道筋を得ることが目的である。そのためには、(1)「知の積層」の具体的な集積過程の調査・分析・整理と、(2)超高齢社会の潮流に再配置するかたちでの理論的な考察の2つが必要であった。
(1)については、障害者のICT利用の過程を、社会参加とメディア利用の観点から聞くアンケート調査と、宮城県仙台市におけるフィールドワークを、3年にわたって実施し、メディアを獲得し利用するさいの「知の積層」のありようを整理しつつ分析することで、当事者主体で形成される「知の積層」の概略と本質を描くことができた。
(以上の成果を受け(2)では、「超高齢化の先進国」としての日本の社会的な文脈に再配置し、「福祉社会化」と「情報社会化」の間に横たわる課題として理論化することをめざした。高齢化し、参加者が減少する社会の中に本研究の成果を位置づけることで、進行形で交錯する福祉社会化と情報社会化に応答する、ひとつのきっかけとして提案した。

Research Products

• [Journal Article] 2009 Internet is not the Highway to the "Promised Land", but rather a Pathway to an Actual Community (2009)
  • Author(s): SHIBATA, Kuniomi
  • Journal Title: Employment and Participation for People with Disabilities in Japan Journal of Socio-Informatics Vol.1 No.2(掲載決定)
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] Internet is not a Highway to a "Promised Land", but a Pathway to an Actual Community : Employment and Participation for People with Dis abilities in Japan (2009)
  • Author(s): Kuniomi Shibata
  • Journal Title: Journal of Socio-Informatics Vol.1, No.2(掲載決定)
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 「障害者の福祉と社会参加に関するコミュニティ・社会関係資本・ICT-『障害者・高齢者の社会参加とICTメディア利用に関する調査』から」 (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 『社会情報学研究』(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 17 Pages: 81-91
  • NAID: 110007007452
• [Journal Article] 障害者の福祉と社会参加に関するコミュニティ・社会関係資本・ICT-『障害者・高齢者の社会参加とICTメディア利用に関する調査』から (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 社会情報学研究(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 17 Pages: 81-91
  • NAID: 110007007452
• [Journal Article] インターネット・コミュニティ・パスウェイ-障害者のICT利用と社会参加- (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 社会情報学研究 第12巻(1) Pages: 19-36
  • NAID: 40015852114
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] インターネット・コミュニティ・パスウェイ-障害者のICT利用と社会参加- (2007)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 『社会情報学研究』日本社会情報学会(JSIS) Vol.12, No.1
  • NAID: 40015852114
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 「生活環境やメディア利用状況は、社会参加に影響を与えるか-若年層に対する『社会参加力とICT利用に関する調査』の分析から-」 (2007)
  • Author(s): 皆吉順平・柴田邦臣
  • Journal Title: 『社会情報学研究』(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 16
  • NAID: 110007122625
• [Journal Article] 生活環境やメディア利用状況は、社会参加に影響を与えるか-若年層に対する『社会参加力とICT利用に関する調査』の分析から- (2007)
  • Author(s): 皆吉順平
  • Journal Title: 社会情報学研究(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 16 Pages: 103-113
• [Journal Article] <情報弱者>の社会参加-障害者のICT利用と"自立"をめぐって- (2006)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 『社会情報学研究』(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 15 Pages: 81-93
• [Journal Article] 若年女性の投票行動と新しいメディア-第44回衆議院選挙のアンケート調査から- (2006)
  • Author(s): 皆吉淳平・柴田邦臣
  • Journal Title: 『社会情報学研究』(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 15 Pages: 95-117
  • NAID: 110006459094
• [Journal Article] <情報弱者の社会参加>-障害者のICT知用"自立"をめぐって- (2006)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 社会情報学研究(大妻女子大学紀要-社会情報系-) 15 Pages: 81-93
• [Journal Article] 若年女性の投票行動と新しいメディア-第44回衆議院選挙のアンケート調査から- (2006)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Journal Title: 社会情報学研究(大妻女子大学紀要一社会情報系-) 15 Pages: 95-117
  • NAID: 110006459094
• [Presentation] 社会参加するケータイ:移動するメディアから、外出を促すメディアへ (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Organizer: 日本社会情報学会第12回全国大会ワークショップ報告
  • Place of Presentation: 東京大学
  • Year and Date: 2008-09-12
• [Presentation] 社会参加するケータイ : 移動するメディアから、外出を促すメディアへ (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Organizer: 日本社会情報学会第12回全国大会
  • Place of Presentation: 東京大学
  • Year and Date: 2008-09-12
• [Presentation] 障害者が社会参加するネット利用-宮城UP「就労-社会参加」プログラムの評価から- (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Organizer: 日本福祉のまちづくり学会 第11回全国大会一般報告
  • Place of Presentation: 新潟大学
  • Year and Date: 2008-09-01
• [Presentation] 障害者が社会参加するネット利用-宮城UP「就労-社会参加」プログラムの評価から- (2008)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Organizer: 日本福祉のまちづくり学会第11回全国大会
  • Place of Presentation: 新潟大学
  • Year and Date: 2008-09-01
• [Presentation] 少子高齢社会に社会情報学は何ができるか (2007)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Organizer: 第12回日本社会情報学会(JSIS),第3ワークショップ
  • Place of Presentation: 名古屋大学
  • Year and Date: 2007-09-09
• [Presentation] 少子高齢社会に社会情報学は何ができるか (2007)
  • Author(s): 柴田 邦臣
  • Organizer: 第12回日本社会情報学会(JSIS)
  • Place of Presentation: 名古屋大学
  • Year and Date: 2007-09-09
• [Presentation] ケータイと「安全」-メディア社会と福祉社会の交錯から- (2007)
  • Author(s): 柴田邦臣
  • Organizer: 第12回日本社会情報学会(JSIS),基調講演と討論
  • Place of Presentation: 名古屋大学
  • Year and Date: 2007-09-08
• [Presentation] 障害者向けIT講習は何にどのように役立ちうるのか-宮城UPプログラムの試みから- (2006)
  • Author(s): 柴田邦臣・徳田律子・平田千秋
  • Organizer: Assistive Technology & Argumentative Communication Conference 2006自由報告
  • Place of Presentation: 京都国際会館
  • Year and Date: 2006-12-02
• [Presentation] 地域に根ざす障害者向けIT講習と支援体制-宮城UPプログラムの取り組み- (2006)
  • Author(s): 沼田光政・徳田律子・柴田邦臣
  • Organizer: Assistive Technology & Argumentative Communication Conf-erence 2006ポスター報告
  • Place of Presentation: 京都国際会館
  • Year and Date: 2006-12-02
• [Book] よくわかるメディア・スタディーズ (2009)
  • Author(s): 伊藤守編著
  • Publisher: ミネルヴァ書房
• [Book] よくわかるメディア・スタディーズ (2009)
  • Author(s): 伊藤守
  • Publisher: ミネルヴァ書房
• [Book] 基礎からの質的調査 (2008)
  • Author(s): 小松楠緒子編著
  • Publisher: 三恵社
• [Book] 基礎からの質的調査 (2008)
  • Author(s): 小松楠緒子
  • Publisher: 三惠社
• [Book] 高齢者・障害者のための福祉用具活用の実務 (2007)
  • Author(s): 福祉用具活用研究会編著
  • Publisher: 第一法規
• [Book] 『高齢者・障害者のための福祉用具活用の実務』 (2007)
  • Author(s): 福祉用具活用研究会
  • Publisher: 第一法規
• [Book] みらいに架ける社会学-情報・メディアを学ぶ人のために (2006)
  • Author(s): 早坂裕子・広井良典編
  • Publisher: ミネルヴァ書房