Project/Area Number |
18730357
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Social welfare and social work studies
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
大石 剛史 International University of Health and Welfare, 医療福祉学部, 講師 (70326958)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 地域福祉の主体形成 / エンパワメント / 質的研究 / ライフストーリー / 地域社会 / 地域福祉 / ボランティア |
Research Abstract |
平成18年度までの4人の方へのインタビューデータの質的研究において、地域福祉の主体形成を促進する要因として仮説的に、(1)「本物の地域福祉的体験」の機会、(2)自由な試行錯誤を許容し、支援する環境の存在、(3)変わる社会の実感とそれによるエンパワメントの3点を抽出した。 しかし、インタビューデータのさらなる収集と分析が必要と考え、平成19年度はさらに4人の方へのインタビューを実施し、さらなるデータ分析を行った。 その結果、基本的には上記の3点が地域福祉の主体形成を促進する共通項として再び捉えることができるが、その他に、地域福祉活動を展開するスキルの獲得も、地域福祉の主体形成を促進する要因として指摘できると考えられる。 しかし、本研究の限界でもあるが、インタビュー対象者の選定は、研究者による恣意的な選定であり、また、質的データの解釈も多分に研究者の主観によるものが大きい。また地域福祉の主体形成は、個々の人に極めて個別性が高く、普遍的な要因を特定することは難しい。そこには、個人の性格などの個別的要因と、周囲の環境などの環境的要因が複雑に関わっていると考えられる。今後は、今回の研究で得られた知見を参考に、地域福祉の主体形成を測定する尺度の開発を含めた、より厳密な研究が求められるといえ、今後の研究課題として取り組みたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)