Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
18年度までに光赤外線用の望遠鏡架台を実験室内にて開発した。その架台は経緯台式で3m程度までの主鏡が搭載でき、全体重量が4.5t(鏡抜き)である。従来の同規模の望遠鏡に比べて1/5以上軽量となる。上記望遠鏡の屋外における駆動試験を行った(本研究課題)。指向精度3.4秒角、追尾精度0.4秒角/10分間追尾を達成した。この架台の性能が実証され、本研究の重要な開発要素に達成の目処が付いた。本研究の開発は18年度でほぼ終了し、19年度は研究成果のまとめ、研究のさらなる拡張を図った。研究成果は現在論文にまとめている。拡張として、京都大学と国立天文台らと協力して3.8mの望遠鏡を開発中である。また本望遠鏡は軽量なため南極などの僻地における実験天文学に最適である。南極に望遠鏡を設置する計画に参画している内外の研究者らとの研究会にて発表し、意見交換をした。また名古屋大学内により適切な実験室を確保した。20年度初頭にそちらに装置を移動し、実験体制を拡張する。
All 2006
All Journal Article (1 results) Patent(Industrial Property Rights) (1 results)
Proceedings of the SPIE 6269
Pages: 626948-626948