Sub-TeVガンマ線同時観側による活動銀河核の粒子加速機構の解明
Project/Area Number |
18740158
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
櫛田 淳子 Tokai University, 理学部, 講師 (80366020)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 宇宙線 / 超高エネルギーガンマ線 |
Research Abstract |
活動銀河核は電波からガンマ線までの広い波長域で膨大なエネルギーを放出している系外銀河であり、中心には膠着円盤に囲まれた巨大ブラックホールが存在すると考えられている。活動銀河核の中でも特に激しい活動性を示すブレーザーという天体は他波長領域を凌駕し、激しく時間変動するガンマ線放射が検出されている。ブレーザーには電子加速機構と陽子の関与、高エネルギー電子によってガンマ線に逆コンプトン散乱される紫外線の発生源等まだ多くの謎がある。本研究ではオーストラリアで3台の10mチェレンコフ望遠鏡を用いて活動銀河核をステレオ観測し、他波長領域の結果を合わせて粒子加速機構を系統的に解明していくことを目的とする。 平成19年度は平成18年7月に活動銀河核PKS2155-304でガンマ線放射量が増大するフレア現象が起こった時のCANGAROO望遠鏡によるガンマ線観測データを解析し、ノイズ除去にFisher判別法(Enomto et. al, 2006)を用いて統計的に行い、有意なガンマ線を検出した。また、ガンマ線放射量は日毎に大きく変化しており、少なくとも2時間以下のタイムスケールで激しく時間変動が生じていたことがわかった。同時期の他波長観測データとあわせ、可視光でも光量が増大したがX線では変化が見らなかったことから、これまで活動銀河核からの放射モデルとして考えられてきた単純なシンクロトロン-自己コンプトンモデルでは説明できないこともわかった。このように、放射機構を解明する上でこのガンマ線観測が大変重要な役割を果たすことになる。これらの結果は第30回宇宙線国際会議および論文(Sakamoto et. al, 2008)にて公表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)