Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Research Abstract |
近年,太陽系内における位置天文観測は9〜11桁またはそれ以上の精度を達成する状況にあり,これらの観測を正確に取り扱うためには一般相対論に基づく,より精度の高い理論モデルが求められている.また,これらのデータは重力という宇宙の基本的な法則を検証する上でも重要であり,現代宇宙論におけるダークマター,ダークエネルギー問題を考える上でも,重力に関するより深い理解が必要となる.一方で,太陽系内の観測精度向上によって,既存の理論的枠組みでは説明が困難な観測事例が幾つか報告されおり,それらは重力についてのより深い知見に結びつく可能性がある.本研究では,太陽系内の精密観測を念頭に,惑星運動を正確に計算するための高速・高精度数値積分法の開発・実装および高精度観測を解釈する上で重要となる光・信号伝播モデルに関する理論的研究を行い,現在太陽系内において未解決となっている現象との関連について考察を行う.
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