Project/Area Number |
18740273
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
城野 信一 Nagoya University, 大学院・環境学研究科, 助教 (20332702)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 有機物 / 衝突 / 微惑星 / 粉体 / 付着 / 原始太陽系星雲 / 原始惑星系星雲 |
Research Abstract |
微惑星の形成過程を明らかにするために、以下の研究を行った。 微惑星はミクロンサイズの微粒子が付着成長を繰り返して形成されたという説がある。付着成長をある程度繰り返すと、微粒子集合体が形成される。この集合体の相互衝突が合体成長になるのか、それとも破壊が進行してしまうのかが現時点では明らかではない。数値シミュレーションによると、原始惑星系円盤内で起こりうる衝突速度では破壊が進行してしまうことが示されている。 そこで本研究では微粒子に大量に含まれていた有機物に着目した。模擬有機物として粘性係数が既知であるシリコンオイルを用い、それにガラスビーズを混合することで模擬微粒子集合体を作成した。その混合物の相互衝突実験を行った。昨年度はガラスビーズの大きさとして0.1ミリメートルのものを用いた。このサイズは現実に原始太陽系円盤に存在する微粒子のサイズとして大きすぎる。そこで今年度はガラスビーズの大きさとして1ミクロンのガラスビーズを用いた。このガラスビーズと模擬有機物の混合物を用いて衝突実験を行った結果、0.1ミリメートルのものを用いた場合に比べて付着がしやすくなることが分かった。これは、混合物表面の凹凸が1ミクロンの場合には小さくなるためと考えられる。
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