水素ライマンα・β線を同時に除去する酸素イオン共鳴散乱光観測用反射鏡の開発
Project/Area Number |
18740308
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Space and upper atmospheric physics
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
山崎 敦 Japan Aerospace Exploration Agency, 宇宙科学研究本部, 助教 (00374893)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 惑星大気進化 / 酸素イオン共鳴散乱光 / 宇宙プラズマ光学観測 / 極端紫外光撮像 / 多層膜反射鏡 |
Research Abstract |
酸素原子は地球型惑星大気の主要な構成要素の一成分であり,その分布や存在比は惑星大気進化の指標となる。高高度で主に太陽紫外光で電離され酸素イオンとなり惑星間空間へ散逸する。したがって,酸素イオンの観測は酸素原子の散逸量同定に必要な物理量を与え,気候の太古から現在・未来への惑星大気進化の把握に必要な観測のびとっといえる。酸素イオン密度分布の空間構造や発生・発達過程は太陽の活動度によって時々刻々と変化するため,現場に観測器を送り込みその場のプラズマを計測する直接観測だけではなく,領域全体を酸素イオンの共鳴散乱光(波長:83.4nm)を二次元像として捉えるリモートセンシング観測が非常に効果的な手法である。 酸素イオン光学観測を有効に行うためには,近接波長域で強度の強い水素ライマンα,β線(波長:121.6nm,102.6nm)を除去する光学系を開発する必要がある。昨年度水素ライマンα,β線を同時に除去する反射鏡コーティングの材料と厚みについて検討を行い,試作を蒸着メーカーに依頼した。今年度は試作した反射鏡について当該波長域において反射率を測定し波長依存性を取得した。また同時に,基礎定数であるコーティング材料の光学定数を導出し,再度チューニングしコーティングの最適化を図った。酸素イオン共鳴散乱光観測に関する発表を国内外の学会・研究会にて行い,研究会収録を執筆した。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)