Mn-Cr法を使ったユレイライトの起源と年代に関する研究
Project/Area Number |
18740345
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geochemistry/Astrochemistry
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山下 勝行 Okayama University, 地球物質科学研究センター, 准教授 (50322201)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 同位体 / 隕石 / クロム / ニッケル / 質量分析 / ユレイラト / 年代測定 / 同位体異常 |
Research Abstract |
本研究の目的はユレイライト母天体の起源とタイムスケールをMn-Cr同位体を用いて明らかにすることを目的としている。平成18年度までの研究ではALH77257、MET78008とY791538の3つのユレイライトの全岩及び鉱物フラクション(Y791538のみ)の同位体分析を行った。その結果、全てのユレイライトにこれまで発見されていなかった負の54Cr同位体異常があることを発見した。このことはユレイライトが正の同位体異當を持つ炭素質コンドライトの部分溶融によって形成されたものではないことを意味する。また同様の同位体異常は他のエコンドライトからも報告されており、初期の太陽系がクロムの同位体に関して不均一であったことが明らかになりつつある。ただしその不均一性が空間的なものなのか時間的なものなのかは分かっておらず、今後さらなる精密同位体分析が必要である。この問題に対応するために平成19年度はさらに少量の試料からクロムだけではなく、ニッケル、鉄、亜鉛などを高い回収率で分離するための方法を開発した。クロムの同位体分析に関してはこれまでよりもさらに精度の高いデータを約1/3の分析時間で得ることが可能になった。またニッケルについても表面電離型質量分析装置を使った精密同位体分析ができるようになった。 年代に関しては現時点で得られているデータはMn/Cr比の開きが小さいため精密な年代を得るにいたっていない。しかし上記の分析方法が可完成したことで今度さらに純度の高い鉱物フラクションの分析が可能になり、精密な年代が得られることが期待される。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Sm-Nd isotopic systematics of lherzolitic shergottite Yamato-7936052006
Author(s)
Misawa, K., Yamada, K., Nakamura, N., Morikawa, N., Yamashita K., Premo, W.R.
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Journal Title
Antarctic Meteorite Research 19
Pages: 45-57
NAID
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