Project/Area Number |
18749004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
住 貴宏 Nagoya University, 太陽地球環境研究所, 助教 (30432214)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 惑星探査 / 惑星起源・進化 / 光学赤外線天文学 / 国際研究者交流 / 太陽系外惑星 / 暗黒物質 / 光学観測 / 重力レンズ |
Research Abstract |
平成19年度は、ニュージーランド(NZ)にある1.8m望遠鏡を使って申請者を含む日本のMOAのメンバーが観測を行った。観測は、3月から11月までの銀河中心が観測出来る期間に、22領域合計50平方度内の星約1億個を1時間に1回観測した。特に7月頃は、これらの領域を1日12回も観測出来た。さらにこの内2領域は12分に1回と言う超高頻度で観測を行って追観測なしでも、地球サイズの惑星のシグナルを検出出来る様にした。これにり、500個のマイクロレンズイベントをリアルタイムで検出し、世界中にアラートを発した。さらに、昨年試行した惑星アラートシステムを最終調整し完成させて、それを運用して惑星の検出効率を引き上げた。実際に数イベントでリアルタイムでアノーマリーを検出し、惑星アラートを発する事に成功した。そのうちの1個は、実際に惑星である事が分かり現在詳細な解析を行っている。このように、この惑星アラートシステムが惑星検出に非常に有効である事を実証した。 検出した系外惑星イベント候補の詳細な解析を行った。系外惑星イベント候補の光度曲線を9個以上のパラメータを持つ惑星理論曲線で非線形フィットする。これはパラメータ数が多くしかも、χ^2平面は複雑で多くの極小値を持つので、その内の惑星パラメータ、つまり質量比(q)、惑星-主星間距離(b)、その軸と背景天体の軌跡のなす角(α)を細かいグリッドに区切り固定し、他のパラメーターをフリーパラメーターにして解を探す。平成19年には、全部で6個の系外惑星を発見した。申請者は、その内の1つMOA-2007-BLG-308Lを詳細解析をしている。
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