RNAヘリカーゼ活性をもつ分岐状DNA-PNAハイブリッドアンチセンス核酸の開発
Project/Area Number |
18750142
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemistry related to living body
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
森口 朋尚 Gunma University, 大学院・工学研究科, 准教授 (70334133)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 人工核酸 / アンチセンス核酸 / 分岐型核酸 / ペプチド核酸 |
Research Abstract |
本研究は、mRNAの形成している高次構造を解消しながら、相補的配列に配列特異的に結合することができる新規人工核酸分子の創製を目指している。本研究で、標的としている新規人工核酸分子は、人工DNA鎖の途中の部分から分岐した形でPNA分子が延長した構造をしている。分岐部分の構造は、デオキシウリジンの5位にカルボキシメチル基を導入したヌクレオシド類縁体を用い、ここにヘキサメチレンリンカーを介してPNA鎖を連結するようになっている。 2年目の本年度は、前年の知見を元に、DNA-PNAハイブリッド形成反応の更なる検討を行った。ハイブリッド形成反応を通常のDNA固相合成で用いられているCPGを用いて行ったところ、ハイブリッドを得ることができなかった。この原因としてCPG固相表面上での反応性が低いことが原因として考えられたので、より有機溶媒への親和性が高い高架橋型ポリスチレン(HPS)を用いて同様の反応の検討を行った。HPSを用いた修飾DNAの合成は、従来型のCPG固相担体を用いた場合とほぼ同等の収率で合成できることがわかり、HPSを用いても5位置換修飾ウリジンを含む修飾DNAが合成できることが明らかになった。つぎに、ハイブリッド体の形成反応の検討を行った。縮合剤、溶媒等種々反応条件を検討したが、目的とするハイブリッド体の形成を確認することはできなかった。これらの問題を解決するために、DNAとPNAの結合部分の構造を当初のアミド結合から、反応性が高いチオカルバミル結合などに替えた誘導体の合成を行っていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)