内円すいと外円すいを用いた無段変速機の開発に関する研究
Project/Area Number |
18760107
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Design engineering/Machine functional elements/Tribology
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
小松原 英範 Yamagata University, 大学院・理工学研究科, 助教 (40361274)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 機械要素 |
Research Abstract |
トラクションドライブ式CVTの特徴は,ベルト式よりトルク容量を大きくできること,静かであること,最適変速比がとれること,部品点数が少ないことである。また動力伝達技術の分野には環境対策省エネルギー対策として更なる高効率化が求められている.しかし,従来のトラクションドライブ式CVTはその構造が非常に複雑であり,またコストが高い等のデメリットがある.そのデメリットを補った構造として提案されているのがCone To Cone type CVT(CTC-CVT)である.CTC-CVTは簡素な構造かつトラクション部分の効率が高い等の特徴を持つCVTである.本研究ではCTC-CVTの産業用としての実用化に向けて理論的な効率計算を行い,それを基に実験試作機の最適設計及び製作を行う.また,その実験試作機を用いて,(1)動力伝達効率が最大となる転動体の外円すいの最適角の実証実験,(2)転動体の外円すいの疲労強度試験,(3)CTC-CVTの耐久試験を行う.実験結果を基にトラクションオイルの影響やCTC-CVTの性能を明らかにしてゆくことで強度設計式や与えられた条件下での精密な設計方法を確立させる.この研究目標に対し,本年度は下記の項目について研究を行った. 1. CTC-CVT実験試作機の動力伝達効率測定試験 実験試作機に負荷トルクを作用させ,各変速比における,入出力軸回転数,入出カトルクを測定した.測定結果より,負荷トルクとスリップ率の関係を求め,理論解析値との比較を行った.また,各変速比における負荷トルクと動力伝達効率の関係を実験的に求め,動力伝達効率解析結果との比較を行い,解析結果の有効性を検証した. 2. CTC-CVT実験試作機の疲労耐久試験 実験試作機に一定負荷トルクを作用させ,疲労耐久試験を行った.現在耐久試験を継続中である.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)