Project/Area Number |
18760421
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
|
Research Institution | Kyoto University (2007) Kyushu University (2006) |
Principal Investigator |
日高 桃子 Kyoto University, 防災研究所, 准教授 (20346828)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
|
Keywords | 鉄骨鉄筋コンクリート / 非構造壁 / 地震応答解析 / 中層建物 / 共同住宅 / 鉄筋コンクリート非構造壁 / 水平加力実験 / 復元力特性 / 骨組実験 |
Research Abstract |
(1)実験結果の分析 平成18年度に行った鉄筋コンクリート(RC)壁内蔵鉄骨ロ形フレームの水平力載荷実験(試験体は1/2縮尺4体)の結果の分析を行い、既往研究の知見と本研究で行った実験の結果に基づくRC壁の力学モデルを構築した。提案モデルを使った骨組解析によって、試験体の挙動の追跡を良好に行えることを示した。これらの結果を論文にまとめ、日本建築学会構造系論文集に投稿している(査読中)。 (2)中層建物の地震応答解析 (1)で構築したRC壁のモデルを使い、12層の共同住宅のRC非構造壁を有する建物の地震応答解析を行った。別途行った調査によって、共同住宅によってRC非構造壁の形状や耐ガが変化すること、柱梁耐力比が1をわずかに上回る程度である設計が多いことを考慮し、解析変数は、RC非構造壁の耐力・柱梁耐力比・入力地震の大きさ・入力地震の種類(周波数成分)、とした。RC非構造壁には構造スリットを設け、設計時には無視されるが、実際の建物では構造スリットの施工不備が多い。このような場合、建物は高さ方向の剛性・耐カバランスの悪い建物となるが、12層程度の中層建物では、2次モードの振動が卓越的であり、バランスの悪さによる下層への変形集中は生じないことを確認した。
|