分化誘導因子xylogenの輸送機構・作用機構の解明
Project/Area Number |
18770028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
植物生理・分子
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
本瀬 宏康 The University of Tokyo, 大学院・総合文化研究科, 助教 (70342863)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 維管束 / 胚発生 / シロイヌナズナ / xylogen / タンパク質輸送 / GPIアンカー / 細胞膜 / 細胞壁 / 発生・分化 / 細胞・組織 / 植物 / 糖鎖 / 脂質 |
Research Abstract |
植物の木部分化を誘導するxylogenは、分化しつつある細胞の片側から分泌され、隣接した未分化な細胞の分化を促し、維管束の連続的な形成に貢献していると考えられる。本研究では、遺伝学的解析が容易なシロイヌナズナを用いて、xylogenの機能発現に不可欠な局在・輸送制御を解析し、植物細胞の極性形成の分子機構を解明することを目指した。 Xylogenの局在・輸送を生細胞で観察する系を確立した。シロイヌナズナのxylogenであるXYP1、XYP2と緑色蛍光タンパク質(GFP)の融合タンパク質を、XYP1、XYP2プロモーター制御下で発現するシロイヌナズナ形質転換体(pXYP1:XYP1-GFP、pXYP2:XYP2-GFP)を作製・観察した。その結果、XYP1-GFP、XYP2-GFPが細胞膜と細胞壁の双方に局在することが示された。発生過程におけるXYP1、XYP2の蓄積パターンを詳細に観察した結果、XYP1-GFPは胚発生過程で多量に蓄積し、発芽後の成長過程で液胞に輸送され、急速に分解されることを示した。一方で、XYP2-GFPは維管束特異的に蓄積することが示された。以上の結果から、XYP1は胚発生において、XYP2は維管束形成において機能すると考えられる。 Xylogenの輸送制御を調べるため、各種変異体における局在や阻害剤の影響を解析した。その結果、xylogenは細胞内のエンドソームと細胞膜表面の間を往復しており、エンドソームから細胞膜への輸送にはGNOMタンパク質が必要であり、細胞膜からエンドソームへの輸送はオーキシンによって抑制されることが示唆された。一方、xylogenの細胞表面への輸送にはGPIアンカーの付加が必要であることが示された。また、輸送変異体スクリーニングの過程で、細胞形態に異常を示すibo1変異体を単離し、解析を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Dodeca-CLE peptides as suppressors of plant stem cell differentiation.2006
Author(s)
Ito, Y., Nakanomyo, I., Motose, H., Iwamoto, K., Sawa, S., Dohmae, N., Fukuda, H.
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Journal Title
Science 313
Pages: 842-845
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