Importin alphaによるSnailの細胞内局在制御機構の解析
Project/Area Number |
18770170
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
関元 敏博 Osaka University, 医学系研究科, 助教 (20305634)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | Snail / 核移行 / importin |
Research Abstract |
本研究は転写因手であるSnailの細胞内局在が核輸送因子でめるimportin αによってどのように制御されているのかを分子レベルで解明し、その生理学的意義について検討することを目的としている。ここまでの研究により、Snailはそのzinc finger domainが核移行シグナルとして機能し、importin β1がそれを認識して核へ輸送する。一方で、核移行シグナル受容体であるimportin αもまた,Snailのzinc finger domainを直接認識して結合することが明らかになったが、importin α(特にα5)はimportin β1とは異なり、結合したSnailを核へ輸送する活性を示さなかった。このような阻害効果はin vitroだけでなく生細胞中でも観察されたことから、実際の細胞内で何らかの意味を持っていることが示唆された。Snailは細胞質から核へ移行することにより細胞接着に重要な役割を担うEカドヘリンの転写を抑制する転写制御因子である。いくつかのがん細胞ではimportin α発現量とEカドヘリン発現量との間には相関関係が見られたことから、がんなどにおいてimportin αの発現が少ない細胞はSnailの核移行が促進されてEカドヘリンの発現が減少するものと考えられる。以上のことから、importin αによるSnailの核移行阻害はがん細胞の転移性と関係しているものと思われる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)