嫌気性細菌で発見された未知の酸素代謝機構と酸素毒性防御機構の解明
Project/Area Number |
18780063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
川崎 信治 Tokyo University of Agriculture, 応用生物科学部, 准教授 (50339090)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 嫌気性細菌 / 抗酸化酵素 / 活性酸素消去 / 酸素毒性 / Clostridium / Bifidobacterium / ビフィズス菌 / プロバイオ / プロバイオティクス |
Research Abstract |
当初計画と初年度の実施概要、および成果 (1)嫌気性菌で発見された酸素代謝系酵素の機能解明 筆者は、代表的な絶対嫌気性菌で、環境浄化やバイオマスエネルギー生産の主力菌であるクロストリジウム属細菌の酸素感受性機構の解明を目的として研究を行い、優れた酸素応答機構・活性酸素分解系の存在を報告しました。初年度は、クロストリジウム属細菌で酸素誘導性タンパク質として新規に発見されたタンパク質群の機能解明を目的として、Rubrerythrin様タンパク質、NROR、Flavoprotein、Dsrなど機能未知の計6種のタンパク質を大腸菌にて発現・精製を行いました。Rubrerythrin様タンパク質に関して機能解析を行った結果、活性酸素(H_2O_2)の分解に直接関与する新規タンパク質であることが判明し、Rubperoxinと命名、FEBS letter誌に投稿、受理されました。 (2)嫌気性菌ビフィズス菌の酸素代謝機構の解明 ビフィズス菌は、ヒト腸内で有用な微生物作用を発現するプロバイオティクスとして活躍しますが、酸素下で生育が阻害される弱点があります。初年度は、ビフィズス菌が酸素下では過酸水素を自ら生産することが生育阻害原因であることの証明、また大気酸素濃度(20%O_2)下の液体振とう培養でも良好に生育する微好気性種2株の発見、を行い、Applied Environmental Microbiology誌に投稿、受理されました。次年度は微好気性種の生育が酸素で促進することの原因解明を試み、酸素による生育の促進が二酸化炭素による生育促進機構に類似する点が明かとなり、Applied Environmental Microbiology誌に投稿、受理されました。
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Report
(2 results)
Research Products
(24 results)