Project/Area Number |
18780112
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学・森林工学
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
木庭 啓介 Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 特任准教授 (90311745)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 安定同位体 / 窒素循環 / トレーサー / 硝酸 / 脱窒 |
Research Abstract |
硝酸の窒素酸素同位体比測定を土壌培養実験において行い、特に硝化について検討を行った。硝酸の酸素同位体異常の測定は、N20のN2と02への還元の際に汚染が生じるため、異常値の値が過小評価されてしまう問題が解決できず、残念ながらトレーサーとして用いることが出来なかった。一方、硝酸、亜硝酸については、窒素、酸素の同位体比が自然存在比及びトレーサーレベルで比較的容易に測定することが可能となり、特に亜硝酸については重水で酸素をラベルするごとで、その挙動を詳細に追跡するごとが可能となった。これによって、土壌硝酸の亜硝酸との交換が、トレーサー測定によって明らかになった。このことは、土壌中で活発に硝酸と亜硝酸が生成消費を繰り返していることを示唆しており、硝酸のトレーサー測定結果の解釈が単純でないことを示唆している。現在pHや塩濃度(2M KCIや0.5M K2SO4)がどのようにこの測定結果に影響を及ぼしているか検討中である。
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