薬物代謝酵素の日齢に応じた活性変動を考慮した小児領域における医薬品の投与設計
Project/Area Number |
18790132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Medical pharmacy
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
田山 剛崇 Hiroshima International University, 薬学部, 助教 (80389121)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | metabolic enzyme / developmental change / neonates / infants / aldehyde oxidase |
Research Abstract |
薬物代謝酸素であるaldhyde oxidase(以下AO)により代謝を受ける薬剤cyclophosphamide(CPA)やmethotrexate(MTX)などが報告されている。特に抗腫瘍剤は、その毒性から、投与する際には、患者個々のAO活性に応じた投与設計が有効と考えられる。特に、成長に伴い急激な生理・生化学的変化が生じる乳幼児においてこれらの薬剤を投与する場合には、代謝酸素を考慮した設計が重要である。平成18年度科学研究費補助金の助成を受け、生体内物質であるN-1-methylnicotinamideの尿中代謝物を用いて、小児の成長に伴うAO活性変動を検討した。生後直後ではAO活性が認められないものの、1歳あたりで成人とほぼ同等の活性を示すことを明らかにした。今年度は、2006年4月より9月までの間、広島大学病院を受診した小児に投与された医薬品のうち、AOが代謝に関与している医薬品の投与量を調査した。AO基質であるMTX及びCPAの投与量は成長におけるAO活性変動と同様な推移を示した。しかし、一部の医薬品において、その投与量が外れる症例もあった。加えて、小児の肝サイトソールを用い、成長に伴うAO活性変動およびタンパク発現の変動について検討を行った。出生直後では活性が認められなかったが、生後3-5ケ月で、急激に活性の上昇が認められ、1歳あたりで成人と同等の活性に達することが確認された。また、AO活性とAOタンパク発現量の間に相関傾向を認めた。In vitroにかいてもin vivoが同様に、成長に伴うAO活性の変動が存在し、その変動は、タンパク発現の影響を受けることが示唆された。従って、AOによって代謝を受ける薬剤の投与量は、酸素活性変動と同様の推移を示していない医薬品もあるため、これらを新生児・乳児期に投与する際には、十分な注意が必要である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)