Project/Area Number |
18790296
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Parasitology (including Sanitary zoology)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平田 晴之 The University of Tokyo, 大学院・医学系研究科, 助教 (70381077)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 寄生虫病学 / 糖鎖 / 分子生物学 / 幼虫移行症 / データベース |
Research Abstract |
1.(前年度の続き)ブタ回虫幼虫の糖鎖合成関連遺伝子の網羅的クローニング 糖鎖合成関連遺伝子群のクローニングと塩基配列の解読 前年度に引き続いて得られたブタ回虫幼虫糖鎖合成関連候補遺伝子のクローニングによって合計12クローン得て、これら遺伝子の塩基配列をすべて決定した。 2.ブタ回虫幼虫の糖鎖合成関連遺伝子の生物学的機能解析 糖鎖合成関連遺伝子のクローニングと塩基配列の解読を継続し、同時にクローニング、及び全塩基配列を決定した遺伝子の12クローンの遺伝子のうち5クローンを生物学的機能の解析を以下のように行った。 (1)ブタ回虫幼虫糖鎖合成関連遺伝子の組換えタンパク質の作製 得られた5クローンの糖鎖合成関連遺伝子を糖鎖修飾が認められる昆虫細胞を用いて発現・精製し、得られた組換え発現タンパク質をBALB/cマウスに免疫することにより抗血清を得た。 (2)ブタ回虫幼虫糖鎖合成関連遺伝子の組換え発現産物の性状解析 ブタ回虫幼虫糖鎖合成関連遺伝子発現産物の分子量、抗原性及び生物活性が天然型そのものと一致するか、ブタ回虫幼虫虫体の抽出液と免疫マウス血清を用いてイムノブロット法により確認を行い、ブタ回虫幼虫遺伝子であることを確認した。 本研究ではブタ回虫幼虫糖鎖合成関連遺伝子のクローニングに成功し、これらは回虫由来の遺伝子あることを確認した。今後、残りの7クローンの生物学的機能解析を引き続き行い、得られたブタ回虫幼虫糖鎖合成関連組換えタンパク質に対する免疫マウス血清を用いて、ブタ回虫幼虫虫体での局在、あるいは発育ステージ(卵→幼虫包蔵卵→幼虫→成虫)特異性の有無を確認する。
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