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C型肝炎ウイルスによる自然免疫の攪乱機構の解明

Research Project

Project/Area Number 18790455
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

北村 敬利  University of Yamanashi, 医学部附属病院, 助教 (80422690)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
KeywordsTLR3 / RIG-Iシグナル / NS3 / 4A / HCV-N株 / HC-J4株 / C型肝炎 / 自然免疫 / RIG-I / IPS-1
Research Abstract

●申請者らは,HCV増殖細胞におけるHCV増殖と自然免疫系分子TLR3/RIG-1シグナルの関連について検討を進めてきた。そして前年度までにTLR3/RIG-1自身およびその下流のIPS-1,IKKepsilon,IRF3などのシグナル分子の発現を,siRNAおよび強制発現により制御し,HCV増殖の変化を解析することにより,HCVによる自然免疫シグナル伝達の阻害点を検討した。その結果,IPS-1より上流のRIG-1,MDA-5からのシグナルがHCV増殖により抑制されていることを示した。
●今年度においては,まずHCVの非構造蛋白であるNS3/4AによってRIG-Iシグナルが阻害されることを示した。すなわちHCV-N株由来の種々の非構造蛋白発現プラスミドを作成,RIG-I,MDA-5,IPS-1発現プラスミドとco-transfectionし,ISRE活性をアウトプットとしてRIG-Iシグナル阻害能を検討したところ,NS3/4Aを発現させた場合においてのみ,RIG-Iのシグナル伝達は約30-50%に抑制された。またIPS-1より下流のTBK1,IKKepsilonとNS3/4Aのco-transfectionでは,RIG-Iシグナルは阻害されなかったことからNS3/4Aのターゲット分子は,IPS-1であることが考えられた。
●申請者らはさらに,HCV株毎にそのRIG-Iシグナル阻害の程度が異なること,さらに阻害の程度と細胞内HCV増殖能が関連することを明らかにした。すなわち,培養細胞における高増殖性株であるHCV-Nとは別に,培養細胞における低増殖性株であるHC-J4由来のNS3/4A蛋白をRIG-I,MDA-5,IPS-1と共発現し,ISRE活性をアウトプットとしてRIG-Iシグナル阻害能を検討したところ,HCV-N株由来のNS3/4A蛋白による阻害能と比べて有意に弱かった。一方,RIG-Iシグナル経路のdefectiveな細胞であるHuh7.5.1細胞においては,ナイーブなHuh7細胞で低増殖性であったHC-J4株由来のHCVも,HCV-N株と同等に強い増殖活性を呈することを示し,NS3/4A蛋白による阻害能とHCV増殖に関連が認められることを明らかにした。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

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Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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