IL-10次損マウス腸管マクロファージからのIL-12過剰産生メカニズムの解明
Project/Area Number |
18790470
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
鎌田 信彦 Keio University, 医学部, 助教 (70407112)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 免疫学 / 炎症性腸疾患 / 腸内細菌 |
Research Abstract |
IL-10KOマウスマクロファージからのIL-12p70異常産生機序の解明 1.IL-12p70過剰発現における細包内細菌認識機構の関与腸内細菌によるIL-12産生誘導機序を検討するためTLR2,4,MyD88,Nod2 KOマウス由来骨髄単球を単離し、E.faecalis死菌抗原にて刺激を行いIL-12p70を指標にIL-12誘導能について検討した。結果、E.faecalis死菌抗原刺激によるIL-12p70産生はMyD88KOで完全に抑制された。興味深いことにグラム陽性菌刺激にも関わらずTLR2KOでは全く影響は受けず、TLR4KOにより、IL-12の産生は有意に抑制された。また、Nod2KOにおいてもIL-12産生は抑制された。 2.Whole bacteriaのIL-12p70発現誘導機序の検討 Whole bacteria刺激時では、IL-12誘導に重要な因子であるIRF-1,8およびSTAT-1の活性化が認められなかった。さらに、菌刺激によるIL-12誘導は蛋白合成阻害剤cycloheximide(CHX)処理により抑制されたことから、親規のde novo蛋白合成を介していることが示唆された。RT-PCR法による遺伝子発現解析の結果、IL-10KOマウスマクロファージを菌刺激した際、早期にtype-I IFN(IFN-alpha,beta)が誘導された。以上の結果より、IL-10KOマウスマクロファージのWhole bacteria刺激によるIL-12産生は、IFN-gamma共刺激によるIRF-1/STAT-1経路を介さず、type I IFNなどの親現蛋白合成を介してIRF-1/STAT-1 independent経路により誘導されることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)