EGFRの変異型細胞、野生型細胞の混合肺癌に対する治療法の細胞生物学的検討
Project/Area Number |
18790544
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Respiratory organ internal medicine
|
Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
長井 良昭 Saitama Medical University, 医学部, 助教 (70406479)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 肺癌 / EGFR / gefitinid / gefitinib |
Research Abstract |
EGFR変異を有する癌腫瘤を効率的に治療する手法を検討することを目的として行っている。 以前私たちはgefitinib感受性EGFR遺伝子の検出方法としてPNA-LNA PCR clamp法を開発した。 まず、患者サンプル(喀痰、胸水、気管支鏡検体など)のダイレクトシークエンス、PNA-LNA-PCR clamp反応後の増幅産物のシークエンスと、PNA-LNA-PCR clamp法の結果を比較しPNA-LNA-PCR clamp法の正確性を確認し、患者サンプルにおいても、PNA-LNA-PCR clamp法を用いてgefitinib感受性EGFR変異の有無の検索が可能なことを示した。この結果を元に現在同意が得られた非小細胞肺癌患者の病理診断に用いたサンプルを使用し、gefitinib感受性EGFR変異の有無を確認している。 この中でイレッサ不応となった患者に再度同意を得た上で再発腫瘤のEGFR変異検査を行ったところgefitinib耐性遺伝子であるT790Mの変異を認めた。 そこで、耐性遺伝子をPNA-LNA PCR clamp法を用い検出するシステムを構築し100から1000のwild typeのEGFRの中でT790M(gefitinib耐性遺伝子)の変異の検出が可能であった。 臨床検体、cell lineを用いてT790Mの存在を確認したところ臨床検体、一部のcell line検体においてもgefitinib感受性変異とgefitinib感受性+gefitinib耐性変異(T790M)の混在が見られた。現在当院ではgefitinib耐性遺伝子(T790M)を同意が得られた全ての患者さんで検査している。この検査は臨床試験として有益なだけでなく、EGFR遺伝子を有する治療成功のために役に立つと考えられる
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)