新生仔免疫不全動物を用いたヒト樹状細胞の分化機序の同定
Project/Area Number |
18790656
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
石川 文彦 The Institute of Physical and Chemical Research, ヒト疾患モデル研究ユニット, ユニットリーダー (30403918)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 前駆細胞 / 分化 / ヒト化マウス / 樹状細胞 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、ヒト造血幹細胞、ミエロイド系前駆細胞、リンパ球系前駆細胞をセルソーターにて純化し、新生仔NOD/SCID/IL2rgKOマウスに経静脈的に移植した。ヒト造血幹細胞を移植した場合、長期にわたって、ヒト樹状細胞の分化と生着を確認できた。特に、CD123(low)CD11c(+) plasmacytoid DCsは骨髄に高率に生着しており,CD123(low)CD11c(+) conventional DCsは骨髄、脾臓、リンパ節に生着を認めた。前駆細胞由来の樹状細胞については、plasmacytoid DCs、conventional DCsともに、ミエロイド系とリンパ球系の両者から分化が見られた。ミエロイド系、リンパ球系という細胞の起源が異なることが、細胞の形質に変化を来すかどうかを解析するために、TLR, costimulatory分子、サイトカイン受容体分子などの表面抗原の発現をフローサイトメトリーにて解析した。その結果、起源の違いにかかわらず、plasmacytoid DCs、 conventional DCsの特徴をあらわす分子の発現が同様に認められた。 さらに、ミエロイド系とリンパ球系、それぞれの前駆細胞から分化したplasmacytoid DCs、 conventional DCsをレシピエントマウス骨髄から純化し、RNAを抽出、増幅後、網羅的な遺伝子発現解析を施行した。遺伝子発現解析においても、起源の違いと相関を有する遺伝子発現を同定できず、生理的条件下では、少なくとも、同様の樹状細胞が分化、供給されていることが判明した。 マウスの樹状細胞については、古典的なミエロイド系、リンパ球系という二つのlineageからの分化過程が存在することが示唆されてきたが、ヒトの造血、免疫システムにおいても、樹状細胞のうち、plasmacytoid DCs、 conventional DCsについては、両者の分化プロセスが存在することが分かった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)