重症肺高血圧モデルラットにおける内膜増殖病変の発生についての研究
Project/Area Number |
18790705
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
今村 公俊 Tokyo Medical and Dental University, 生体材料工学研究所, 助教 (40422472)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 肺高血圧 / 一酸化窒素 / 肺高血圧症 |
Research Abstract |
VEGFレセプター阻害と低酸素による重症肺高血圧についての検討 体重200-250gの雄Sprague-Dawleyラットを用いた。重症肺高血圧群には施設到着1週間後にVGEFレセプターtypeII阻害剤SU-5416を皮下投与し、その翌日から3週間低酸素下で飼育した。Control群には溶媒のみ投与し、3週間 Room air 下で飼育した。重症肺高血圧群では右室肥大、右心室圧、肺動脈中膜肥厚、内膜増殖病変の発生の各項目が重症肺高血圧群で有意に高値であり、重症肺高血圧モデルラットが得られた。薬物投与の翌日から低酸素飼育を始めたことにより全てのラットが生存した。分子生物学的にはendothelial nitric oxide synthase(eNOS)の発現が重症肺高血圧群で上昇しているなど、一見病理変化と矛盾した結果もあり、今後もこの病理変化の発生メカニズムの検討は必要であると思われる。 Dehydroepiandrosterone(DHEA)による低酸素性肺高血圧の発症抑制 性ホルモンの一つであるDHEAの投与により可溶性グアニル酸シクラーゼが誘導され、低酸素性肺高血圧の発症が抑制されることをColorado大学の岡正彦氏との共同研究で明らかにした。 肺組織前駆細胞と高酸素による肺胞低形成における変化 Colorado大学のSusan Majka氏、David Irwin氏との共同研究において、肺組織を形成する前駆細胞が内皮細胞分化能を有することを発見し、高酸素による肺胞低形成ではその機能が障害されていることを見いだした。 クモ膜下出血後の心肺合併症の病態メカニズムの検討 肺浮腫に代表されるクモ膜下出血後の心肺合併症において内因性NOS阻害因子とendothelin-1の蓄積、arginaseの活性亢進とDDAHの活性低下の関与が重要である可能性を示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)