Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
アトピー性皮膚炎,気管支喘息に代表されるアレルギー性疾患は罹患年齢層が広く,個々の症状も多彩なため,治療の対象となる患者数は非常に多い。しかし,従来の新規治療薬の開発には,多大な時間と費用が必要である。それらをより効率的に進めるためにはvirtual ligand screening(VLS)が最も適している。我々はアレルギー疾患に関わる遺伝子多型やサイトカインプロフィールなどを解明してきた。今後,それらに基づいた新薬分子探索など,治療への応用が重要となる。これまでの知見をもとに新たなアレルギー治療薬候補運分子の開発を目的とした。アレルギー疾患の炎症反応経路にある中心的律速酵素のタンパク立体構造を解析するためには目的となるタンパクを大量に精製する必要がある。次に精製したそのタンパク立体構造から結合しうる分子を薬剤候補分子としてスクリーニングする。その分子がタンパクと結合して実際にその機能を修飾しうるかどうかについて,アッセイ系を確立し,Fluorescent linked immunosorbent assay(FLISA)法を用いて,従来のランダムスクリーニングに比べ短期間でアッセイを行なう。今後はその系をモデルとして,新規治療薬のスクリーニングに応用して行く。
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