Project/Area Number |
18790818
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
賀古 勇輝 Hokkaido University, 北海道大学病院, 医員 (70374444)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 統合失調症 / 病識 / 主観的体験 / 主観的反応 / 主観的QOL / 主観的ウェルビーイング |
Research Abstract |
平成18年度に引き続き横断面的調査を行い、計91の患者の評価を行った。また、短期フォローアップ・転帰調査として、退院時に評価した患者を継続的に観察し、1年後に再び評価した。計47名の患者に対して1年後評価を行うことができた。評価結果はデータベースに随時入力し、統計学的解析を行った。 (1)横断面的調査の結果 陽性症状(PANSS)が悪いほど全般的病識項目(SUMD)が不良であったが、陰性症状とは有意な関連を示さなかった。精神症状(特に陽性症状)が悪いほど過去の陽性症状の自覚(SUMD)に乏しかった。主観的ウェルビーイング(SWNS)が良好であるほど現在の精神障害の自覚や社会的結果の自覚(SUMD)が乏しかった。主観的苦痛(SEDS,SWNS,SQLS,BDI)が強いほど現在の精神症状を自覚(SUMD)しており、陰性症状を精神障害によるものと帰属していた。全般的病識項目が良好であることと服薬態度(DAI-30)の良さが有意に相関していた。社会機能(LSP)が良好であるほど精神障害による社会的結果をより自覚していた。現在の陰性症状の帰属不良(SUMD)といくつかの神経心理学的検査(CPT,TMT,Stroop test)の悪さが相関していた。抗精神病薬の用量や病名告知状況と病識の有意な関連は見出せなかった。病識と複数の臨床尺度との関連を調査でき、特にさまざまな主観的体験と病識との関連については新しい知見となった。 (2)短期フォローアップ・転帰調査の結果 退院時の病識の乏しさと1年後の再入院率、機能的予後の悪さが関連していた。統計学的なパワーを高めるため、今後も症例を積み重ねた上で再度統計学的解析を行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)