ミニ移植による免疫寛容誘導とキメリズムモデル作成に関する研究
Project/Area Number |
18790939
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西本 祐子 Kyushu University, 大学病院, 助教 (00419574)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | ミニ移植 / キメリズム / 小腸移植 / 免疫寛容 / ブタ |
Research Abstract |
(1) 実験動物の準備:実験に用いるのはSPFミニブタで、特に近親間生体移植を前提とし、SLA(Swine Leukocyte Antigen)one haplotype mismatchのブタとしている。業者からの購入ルートも確立され、常時入手可能となっている。 (2)ミニ移植手技:従来行ってきた小腸移植の実験では家畜ブタを用いており、当研究においてはじめてミニブタを用いた。そのため当初はミニブタ特有の解剖学的特徴や特異的体質を把握するのに多少の時間を要したが、実験を重ねることで掌握できている。造血幹細胞を採取に関しては、まず覚醒したミニブタの末梢血を採取し、そこから幹細胞を分離してみたが、ミニ移植に必要充分量の造血幹細胞を得ることができなかった。そこで、2007年以降は胸骨や腸骨に直接針を穿刺し骨髄を採取し、充分量の造血幹細胞を得ている。しかし、処置時の体位や経過時間によっては骨髄採取処置のみでブタが死亡することも少なからずあった。これらの経験より、ブタに全身麻酔をかけ骨髄採取のみ行い、可能な限り低侵襲でかつ、充分量の骨髄液を採取できる手技を習得した。また、採取した骨髄液から造血幹細胞を分離し、これらが充分量存在していることも確認済みである。しかしながら、骨髄採取の手技は難易度が高いのも事実であり、その手技の確立のため、繰り返し実験を行っている段階であり技術は確実に向上している。また、キメラ状態のチェックはオス、メス間でミニ移植を行うことにより性染色体を用いたキメリズムの評価が可能であり、手技の向上に努めている。今後も引き続き実験を重ねていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)