慢性期脊髄損傷に対する神経幹細胞移植とC-ABCの併用療法
Project/Area Number |
18791059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
藤吉 兼浩 Keio University, 医学部, 嘱託(非常勤) (80365303)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 脊髄損傷 / CSPG / C-ABC / 神経細胞移植 / 慢性期 / common maraoset / MRI / diffusion tensor tractography / 神経幹細胞移植 / common marmoset |
Research Abstract |
われわれはこれまでに慢性期ラット脊髄損傷を8週と定義し、慢性期の損傷脊随においてもchondxotinsulfate proteoglycan (以下CSPG)が発現していたこと、chondroitinase-ABC (以下c-ABC)の1週間のくも膜下腔内持続投与によってCSPGの発現が低下したことを確認してきた。さらに慢性期のatrophyの強い脊髄にも神経幹細胞移植が技術的に可能であることを確認してきた。しかし圧挫による脊髄損傷RATの8週における生存率は低く生存率が低かったため、慢性期脊髄損傷を改めて6週と定義し直し、研究をやり直してきた。慢性期を6週と定義し直したことで若干の生存率の上昇を認めたが、脊髄圧挫損傷の作成、c-ABCのくも膜下空内投与、神経幹細胞移植と3度の手術を行うため、最終生存率は20パーセント程度となり、そのうちdataとして使用できるのは約3分の2程度であった。このような厳しい状況の中、少ないnながら併用療法によって機能評価でBBBがLO点から11点に上昇した個体も見られ、併用療法の有効性が示唆された。実際に何か機能回復に一番寄与したのかを検討しているところである。 一方で、同時に進行してきたcommon marmoset の脊髄損傷の解析は順調に進み、組織学的評価だけでなく、MRIを用いた新たなstrategyであるdiffusion tensor tractographyにより脊髄白質を可視化させることにも成功し、学会および論文にてその成果を発表することができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)