Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
a)高浸透圧ストレスによるAQP3,AQP5 mRNA発現における吸入麻酔薬の影響 ヒト肺胞上皮由来の細胞株(A549)に,吸入麻酔薬であるイソフルランの存在下,非存在下で,200mMのSorbitolを12時間暴露し,total RNAを抽出した。AQP3,および,AQP5のmRNAの発現量をリアルタイムRT-PCRにより測定し,イソフルランの効果を検討した。イソフルランの培地中の溶存濃度は,気化器による設定と比例した。リアルタイムRT-PCRにおける内部コントロールとして,GAPDH mRNAを用いたが,再現性に乏しく,βアクチンを内部コントロールとして,mRNA発現の半定量に用いた。結果はAQP3のmRNA発現に関して,イソフルランは有意な影響をもたらさなかった。 b)高浸透圧ストレスによるAQP3,AQP5蛋白質発現における吸入麻酔薬の影響 高浸透圧ストレスに関わるとされるMAPKの経路に関して,MAPKの活性を計測し,AQP3,AQP5蛋白質発現量との相関性の有無の検討を試みた。 ラット大動脈を試料としてウェスタンブロッティング法により,MAPKの活性を計測し,イソフルラン,あるいはセボフルラン存在下でのMAPKの活性測定の条件検討を行なった。イソフルランはsodium orthovanadateによるp42 MAPKのリン酸化を抑制し,セボフルランはangiotensin IIによるp44/42MAPKのリン酸化を抑制した。
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