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前立腺癌の発生、進展に関わる遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 18791128
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

三好 康秀  Yokohama City University, 医学研究科, 助教 (60336550)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords前立腺癌 / 遺伝子発現 / 腫瘍マーカー / 発生と進展 / DNAチップ
Research Abstract

【目的】前立腺癌の発生について多くの遺伝子異常の関与が解明されつつあるが、前立腺癌発生の第一歩となる特異的な遺伝子については明らかになっていない。我々は前立腺癌の発生や進展に特有な遺伝子群を明らかにするためにGeneChipを用いて数多くの発現異常を認める遺伝子群を同定している。GeneChipにて発現異常を認めた種々の遺伝子について、cDNAを用いたTaqman PCRで定量PCR行い、前立腺癌の発生に関わる遺伝子異常の検討を行った【対象と方法】39例の前立腺全摘除術より得られた前立腺組織の正常前立腺部、前立腺癌部より各々39ペアの正常前立腺組織および前立腺癌組織を採取し、RNAを抽出しcDNAの合成を行った。8例の再燃前立腺癌組織も採取しRNAを抽出しcDNAの合成を行った。extracellularmatrix proteinをコードしているspondin2遺伝子(SPON2)に着目し各組織でのmRNA発現レベルを定量し、臨床病理学的所見との相関について検討した。本研究は当大学倫理審査委員会への報告、認可を受けて行われた。手術によって得られた前立腺癌、及び正常前立腺組織は患者の文書による同意を得られたもののみ使用した。【結果】SPON2のmRNA発現レベルは正常前立腺:0.618±0.011、未治療前立腺癌:0.189±0.044、再燃前立腺癌:0.217±0.098であった。正常前立腺と比較し、再燃前立腺癌において有意にSPON2の発現レベルは高かった(p=0.044)。未治療前立腺癌におけるSPON2の発現レベルは臨床病期や腫瘍悪性度との相関は認められなかった。再燃前立腺癌におけるSPON2の発現レベルと予後との間にも明らかな相関は認められなかった。【結語】正常前立腺と比較し、再燃前立腺癌において有意にSPON2の発現レベルは高かった。未治療前立腺癌におけるSPON2の発現レベルは臨床病期や腫瘍悪性度との相関は認められなかった。再燃前立腺癌におけるSPON2の発現レベルと予後との間にも明らかな相関は認められなかった。今回の結果からはSPON2は前立腺癌の発生よりも進展や再燃の過程においての関与が疑われた。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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