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スギ花粉免疫活性糖鎖に対する特異的受容体の同定とアレルギー性鼻炎の創薬展開

Research Project

Project/Area Number 18791205
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

小野田 友男  Okayama University, 医学部歯学部・附属病院, 助教 (20420482)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Keywordsペクチン / マンナン / IL-10 / マクロファージ / ヒノキ / アレルゲン / 糖鎖 / 受容体 / プロテオミクス / MALDI-TOF / MS
Research Abstract

(1) スギの花粉由来多糖の免疫制御作用
スギ花粉にはマンナンやペクチンなどの多糖成分が多く含まれる。これらの成分はToll-likere cebtorなどとの結合を介して、自然免疫に関与する可能性が考えられる。そこで今回の研究では、マウス腹腔マクロファージに対するスギ花粉由来多糖の免疫制御作用について検討した。BALB/cマウスより腹腔マクロファージを回収した。スギ花粉よりマンナンとペクチンを分離した。マクロファージに種々の濃度のマンナン、ペクチンを添加し、培養上清中のIL-4、IFN-・、IL-10、TNF-・を測定した。マンナンに関しては有意なサイトカイン産生を認めなかった。しかしながらペクチンに関しては、IL-4およびIFN-・の産生は誘導しなかったが、IL-10およびTNF-・に関しては産生を認めた。特にIL-10産生に関しては顕著であった。ペクチンを高分子分画と低分子分画に分けると、高分子分画にその作用が強かった。スギ花粉主要アレルゲンはペクチン分解酵素である。以上の結果は、スギ花粉自体には免疫を制御しうるペクチンが含まれており、スギアレルゲンはその免疫制御作用を改変しうることを示唆している。
(2) ヒノキ花粉糖鎖の同定
ヒノキ花粉の主要アレルゲンCha o1は糖タンパクであるが、その糖鎖構造は未だ解明されていない。今回我々はCha o1の糖鎖構造の同定を試みた。Cha o1をヒドラジン処理し糖鎖を切り出し、さらにアセチル化した。ピリジラミン化した糖鎖をマススペクトロメーターにて解析した。その結果、Cha o1を構成する主要糖鎖はGlcNAc2Man3Xyl1Fuc1ClucNac2であり(89%)、マイナーな成分として高マンノース型糖鎖(Man9GlucNAc2、Man7GlcNAc2)を含む(11%)ことが明らかとなった。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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