Project/Area Number |
18791213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
本吉 和美 愛媛大, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70322279)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 髄鞘関連糖蛋白質(MAG) / 軸索伸長阻害因子 / 反回神経 / 末梢神経再生 |
Research Abstract |
1)反回神経損傷後の内因性MAG発現と発現期問の検討 成熟Wister系ラット(生後11週齢)に塩酸ケタミンによる全身麻酔を施し、手術用顕微鏡下に左反回神経を露出する。第8気管輪の高さにて持針器を用いて2.0kg/cm^2圧で神経を圧迫した後、頸部を閉創した。脱神経後1日、3日、7日、14日、21日、28日目に再度全身麻酔下に頸部を開創し、神経圧迫部位の末梢側、中枢側の神経をそれぞれ2mmずつ摘出。ポリアクリラマイド電気泳動を行った後、ウエスタンブロット法にて神経損傷部位でのMAGを定量化し、処置側(0)と非処置側(U)の比(O/U%)にて評価した。 <結果>内因性MAGは非処置側にも発現しており、末梢神経においても常時存在することが明らかとなった。神経損傷部位での検討では、中枢側の発現は処置後より一定の発現を示したが、経時的O/Uはほぼ100%前後で推移し処置側と非処置側の発現量に差はみられなかった。一方、末梢側ではその発現が処置後7日目より徐々に増加し、処置後14日目に最大となりに、処置後21日目にはほぼ処置前と同量に戻った。処置後14日目のO/Uは156%であった。 2)喉頭機能回復時期と程度の検討 軸索伸長阻害因子の抑制が喉頭機能回復に及ぼす影響を検討するために、治療群には5mg/ml濃度の中和抗体を2.5mg/day、対照群には0.1Mリン酸緩衝液を腹腔内投与し、声帯運動を評価する。中和抗体の投与期間は実験1)の結果より処置後7日目から14日目までの連日投与とした。前述の反回神経脱神経モデルを用い、全身麻酔下にCCDカメラを接続した硬性肉視鏡(購入設備備品)を経ロ的に挿入し、両側の声帯運動を経時的に観察した。 <結果>対照群では処置後21日目より声帯運動の回復を認め28日目にはすべてのラットが完全回復した。 今後、治療群においても検討する予定である。
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