肺炎球菌血清型のサーベイランスと新しいPCR法に基づく血清型検索法の開発
Project/Area Number |
18791228
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
|
Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
池田 頼彦 Wakayama Medical University, 医学部, 博士研究員 (20423949)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | PCR法 / 肺炎球菌 / 薬剤耐性 / 血清型 / 急性中耳炎 / PCR |
Research Abstract |
約90種類存在するとされる肺炎球菌血清型の分類には多くの抗血清が必要であり,より高価な検査法となる。本研究ではPCR法を用いた分子生物学的な手法を用いて肺炎球菌血清型の診断法に着目した。7価蛋白結合ワクチンに含まれる肺炎球菌血清型について既存の肺炎球菌遺伝子のデーターベースより夾膜抗原特異的な遺伝子配列よりPCRプライマーを設計し,PCR反応自体をこれらのプライマーを組み合わせたMultiple PCR法にて施行し,肺炎球菌血清型1型,19F型,3型,14型,23F型,4型19A型についての診断をおこなった。このことにより本邦における肺炎球菌血清型の分布が検討でき,今後の肺炎球菌ワクチンの臨床応用にむけて基礎的データーが蓄積され,従来からの抗菌薬に偏重した治療よりも肺炎球菌ワクチンを用いた予防医学を視野にいれることが可能になった。近年さらに増加傾向にある医療費抑制の視点からもきわめて意義深いものであると考える。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)