Project/Area Number |
18791244
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
八木 正夫 関西医大, 医学部, 助手 (40373112)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 蝸牛 / アミトリプチリン / GDNF / 下丘 / DNAマイクロアレイ法 / 有毛細胞 |
Research Abstract |
マウス半規管にゲンタマイシンを投与することで聴性脳幹反応(ABR)にて聴力閾値上昇を確認、またSurface preparationにて蝸牛有毛細胞消失を確認した。 モルモットを用い騒音暴露前にアミトリプチリンを腹腔内に投与した。またコントロールとして生食を投与した。騒音暴露1週間後にABRを測定(4,8,16kHz)し騒音暴露後を比較したところコントロール群に比ベアミトリプリチン投与群で有意に閾値上昇を抑制する結果となった。また外有毛細胞の消失率はアミトリプチリン投与群にて有意に低下していた。よってアミトリプチリンが騒音暴露に対して保護効果を有することが示唆された。またWestern blot法を用いてアミトリプチリン投与後に蝸牛におけるGDNF発現が経時的に見られることが示唆された。騒音暴露後にも同様にGDNF発現を測定し経時的に発現変化が見られ、アミトリプチリンは内耳において内因性にGDNF発現を促進させ、結果内耳保護効果が得られた可能性が示唆された。 DNAマイクロアレイ法により若年モデルマウスと加齢モデルマウスの蝸牛神経核及び下丘における遺伝子発現の違いを比較した。若年モデル群に比して老年モデル群において発現強度の減少を認めた数種の遺伝子を認めた。その中でGlutamate receptor ionotropic NMDA zetalについてはin situ hybridizationを行い下丘において老年生モデルにおいて発現低下していることが示唆された。
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