Project/Area Number |
18791287
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
園田 祥三 鹿児島大, 医歯(薬)学総合研究科, 助手 (20325806)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 超音波 / ナノデバイス / 遺伝子治療 / ドラッグデリバリー / 眼球 |
Research Abstract |
1,超音波(US)とマイクロバブル(MB)を用いた眼組織へのドラッグデリバリー SCIDマウスにメラノーマ細胞(B-16)を注射して眼瞼腫瘍モデルを作成し実験を行った。US及びMBの効果を調べるため、抗癌剤ブレオマイシンを腫瘍へ単独投与群・US併用群・US及びMB併用群で腫瘍増殖抑制効果を指標として評価した。薬物単剤に比べて、US併用群では4倍希釈濃度で同じ効果が得られた。USにMBを併用すると32倍希釈しても同等の効果であった。US及びMBの組み合わせによって、効率的に腫瘍組織へ到達し効果を発揮したと考えられる。 2,新しいバブルの評価 研究協力者から新しいバブルの供与を受け効果を確かめた。新しいバブルはナノレベルのサイズであり、外壁はリポソームからできている。MBよりも安全性が高く(既に臨床で広く使われている材料)、外壁に様々な加工ができることが特徴である。培養細胞へのGFP遺伝子導入実験では、MBに比べて導入効率が約1.5から2倍と高く、超音波照射時間を短くしても導入効率は高かった。新しいバブルを使って実験も継続予定である。 3,超音波プローブの開発 眼表面及び網膜面に照射可能な超音波プローブを考案し、特許の出願をおこなった。特許に基づき、新たなプローブのプロトタイプを作成し照射実験を行っている。
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