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末梢血由来多能性細胞移植を用いた皮弁延長効果、創傷治癒に及ぼす影響の検討

Research Project

Project/Area Number 18791327
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Plastic surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

大原 博敏  Keio University, 医学部, 嘱託(非常勤) (90338096)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords単球由来多能性細胞 / ラット背部皮弁
Research Abstract

本研究は、SDラットにネンブタール腹腔内投与による麻酔を行い、背部に深腸骨回旋動静脈を茎とした血管柄付き皮弁を左右に作成し、単球由来多能性細胞を皮膚肉様膜内に局注し、もとの皮膚欠損創に縫着する。1週間後に生着域を観察し、皮弁の延長効果を肉眼的、組織学的評価と同時に酸化鉛による血管造影評価も行い、検討した。比較対象として、まず、単球由来多能性細胞を同種ラットより採取、培養する際に同時に培養可能であるマクロファージと線維芽細胞を使用した。
1、実験当初、左右の皮弁生着域には左右差を認め、単球由来多能性細胞投与群に於いて、有意に皮弁の延長効果が優れている結果が得られた。しかし実験の回数を重ねると、その効果は不安定であることが分かった。後に1個体における投与細胞数を10^6から10^7個に増やしたところ、皮弁の延長効果を高率に確認できるようになった。現在具体的な血管新生効果の検証とそのメカニズム検討している段階である。
2、今回使用しているラット背部皮弁モデルは個体差による影響が無く、コントロール群に於いて生着域の左右差が非常に少なく、信頼性の高い背部皮弁であることが分かった。これまで実験動物における皮弁モデルは数多く報告されているが、生着域にはばらつきが多く、各種研究に於いて安定性の高い皮弁モデルの開発が望まれていた。我々は本皮弁モデルを既に血管新生作用が明らかとなっている骨髄液で試したところ、個体差に関係なく、皮弁延長効果が確認され、本皮弁の有用性を確認した。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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