粘性体や弾性体を用いた歯牙欠損補綴患者および顎関節症患者の硬さ識別能の評価
Project/Area Number |
18791443
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
王丸 寛美 Kyushu University, 大学病院, 助教 (50423504)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | サイコレオロジー / 硬さ識別能 / 粘性体 / 弾性体 / 歯学 / 部分床義歯装着患者 |
Research Abstract |
歯牙欠損部に部分床義歯を使用している患者(7名)と正常有歯顎者(23名)について弾性体と粘性体の硬さについて識別域を比較した。 患者に関しては治療前後で識別域の変化を調査するとともに、生活の質に関する満足度を調査するため、治療前後でQOLアンケート(OHIP-JP16)の回答を得た。 調査に用いた材料は弾性体として弾性率を5種に調整したThermoplastic polyurethane elastomers【弾性率 : 11.8〜62.0 MPa(E1-E5)】と粘性率を5種に調整したシリコーンペースト【粘性率 : 2.01×10^<-2>〜13.76×10^<-2>MPa・s(V1-V5)】を用いた。 Test1 : 被験者は弾性率の異なる10組の弾性体の組み合わせについて10秒間咀嚼後にいずれが硬いかについて判定を行う。 Test2 : 粘性率の異なる10組の粘性体の組み合わせについてもTest1と同様にいずれが硬いかについて判定を行う。 粘性率の最も低い組み合わせ(V1-V2)では、正常有歯顎者群、患者群ともに正解率が低くかった。さらに粘性体では、治療前の患者群の正解率は正常有歯顎者群よりも低い傾向が強かったが、治療後の正解率は正常有歯顎者群に近い値まで変化した。これに対して弾性体では、治療前の患者群の正解率はバラツキを示したが、治療後では正常有歯顎者群と同じ様な正解率を示した。 QOLアンケート結果を治療前後で比較したところ、「身体的困りごと」、「心理的困りごと」では有意にスコアが減少した(p=0.260、p=0.0412)。「機能的な問題」では治療前後に有意差は認められなかったが減少傾向を示した。 今回の結果から補綴治療により食物の硬さに対する感覚は改善し、患者のQOLの改善に影響していることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)