窒素含有ビスホスホネートの骨組織における炎症作用:マウスモデルによる検討
Project/Area Number |
18791475
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山口 晃史 Tohoku University, 大学院・歯学研究科, 助教 (10372319)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 顎骨壊死 / 骨吸収抑制 / IL-1 / ビスホスホネート / LPS |
Research Abstract |
1, 窒素含有bisphosphonates(N-BPs)による顎骨壊死のマウスモデルによる検討(LPSによる増強およびnon-N-BPのclodronate(Clo)による抑制):N-BPsは強力な骨吸収抑制であり骨吸収の亢進を伴う疾患に広く応用されている.N-BPsが発熱などの炎症性副作用をもつことは以前より知られている.最近予想外の副作用が注目されている."顎骨壊死とそれによる顎骨の露出"である.口腔細菌と歯科治療の関与が予想されるが,機序は不明である.我々は,今回NBPsの壊死作用のうち,以下のことを見出した.(1)NBPsの壊死作用には細菌感染が関与する.(2)N-BPsの炎症作用にVγ2Vδ2T細胞は必須ではない.(3)CloはN-BPsの細胞内取り込みを抑制することにより,NBPsの壊死作用を抑制する.(4)NBPsの代用薬および併用薬としてCloを利用できる可能性がある.(07日本骨代謝学会発表) 2, 臨床における窒素含有ビスホスホネート製剤が原因と考えられる下顎骨壊死の2例(発症機序と予防に関する検討):NBPsには炎症性の副作用が知られていたが,臨床応用の過程で予想外の副作用が明らかになった.顎骨壊死とそれによる顎骨の露出である.我々は,乳癌とその骨転移をもつ患者における下顎骨壊死と,骨粗鬆症患者の2症例を経験したので,我々の基礎研究における最近の成果をもとに,顎骨壊死発症機序とその予防についても考察した.(1)NBPsによる骨壊死の報告のほとんどが顎骨である.(2)NBPsとLPSは相互に炎症作用を増強し合う.以上のことより顎骨壊死は口腔内最近の関与が示唆される.癌治療医は歯科医との連携が重要である.(18th International Conference on Oral and Maxillofacial Surgery発表,07日本骨代謝学会発表,日本口腔外科学会雑誌 投稿中)
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)