Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
|
Research Abstract |
前年度にArray-based CGH法により得られた口腔扁平上皮癌のDNAコピー数異常の解析結果と,既に我々が有する細胞株の解析結果を統合し、口腔扁平上皮癌で高頻度に異常が生じる新規染色体領域の同定を行った。その結果,16pl3領域に口腔扁平上肺癌では高頻度にコピー数の増加が生じることが判明した.口腔扁平上皮癌の臨床材料から塗抹標本を作成し,FISH法で確認を行い同様の結果が得られた.臨床データとArray-based CGH法の解析結果の関連に関しても検討した.18 p 23領域のコピー数減少が頚部リンパ節転移と統計学的に有意に相関することを確認した.口腔扁平上肺癌の臨床材料から塗抹標本を作成し,FISH法で確認を行い転移症例で同様の結果が得られた.口腔扁平上皮癌細胞株からRNAを抽出し,7300リアルタイムPCRシステム(Applied Biosystems社)を用いて18p23領域に位置するNFATcl遺伝子のm-RNAの発現レベルとDNAコピー数異常の関係を検討した。同領域のコピー数減少を認める細胞株では,NFATcl遺伝子の発現低下を認めた.さらに臨床材料パラフィンブロックで,免疫染色による検討も試みたが,われわれが用いたモノクロなール抗体では,口腔扁平上皮癌のみならず正常口腔粘膜でも染色されなかった.
|