Project/Area Number |
18791531
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
堂東 亮輔 Matsumoto Dental University, 歯学部, 助教 (40329470)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | MDRl / MRPl / GST / MDR1 / MRP1 |
Research Abstract |
平成19年度に引き続き,唾液腺癌におけるABC transporterの発現レベルの検討. RNAiによるABC transporterの機能抑制の検討を行った. 前回までに,唾液腺癌培養癌細胞(HSG)におけるABC transporterであるMDR1,MRP1およびGSTsの発現の発現が明らかにされるので,ABC transporterとGSTsのmRNAの翻訳を選択的に抑制し,薬剤排泄機能を低下させる.これによって,MDR1, MRP, GSTsのco-expression(共発現)と相互作用を明らかにすることを目的として検討を行った.その結果,(ビンクリスチン)VCRで3クール処理したHSG細胞にMDR1とMRP1に対するRNAiを行い,異なる濃度のVCRを含む培地で3日間培養したところ,15.6nMのVCRを添加して培養するとMDR1のRNAiでは生細胞数は,コントロールに対して67%に低下した.MRP1のRNAiでは,生細胞数は54%にまで低下した.さらに,MDR1とMRP1のsiRNAをco-transfectionすると生細胞数は30%まで低下した. フローサイトメトリーによる細胞外排泄機能の評価では,VCRを3クール処理したHSG細胞に対してMDR1とMRP1のRNAiを行った後,Rhodamine 123を基質とする薬剤排泄試験を行った.MDR1またはMRP1のRNAiを施行した細胞は60分後には,細胞外へのRhodamine 123の排泄量が減少し,細胞内蛍光強度はcontrolに比べて増加していた.さらにsiMDR1とsiMRP1をco-transfectionした細胞では,siMRP1を用いたRNAiに比べRhodamine 123の細胞内蛍光強度は増加していた.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)