マクロライド系抗生剤が上皮細胞のサイトカイン産生に及ぼす影響
Project/Area Number |
18791606
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Periodontal dentistry
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
三谷 章雄 愛知学院大, 歯学部, 講師 (50329611)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | サイトカイン / 上皮系細胞 / azithromycin / マクロライドの新作用 |
Research Abstract |
歯周病は歯周組織における、細菌による感染性疾患であり、その発症や進行には宿主の生体防御機能が大きく関わる。近年、我が国においても使用され始めた15員環のマクロライド系抗生剤(azithromycin)は、歯周組織への移行性が高く、歯槽骨や歯肉で血中の数倍〜20倍以上の移行が見られる。また、14、15員環のマクロライド系抗生剤は、歯周病関連細菌の一部に高感受性を示し、抗炎症作用やバイオフィルムの形成阻害作用を有することが明らかとなっているほか、マクロライド系抗生剤は、抗菌作用以外の新作用があることが知られている。そこで、ヒト口腔上皮系細胞であるKB細胞を用い、LPS刺激による細胞のサイトカイン産生にazithromycinが及ぼす影響を検討し、歯周疾患における初期感染防御機構に抗生剤がどのような修飾作用を示すかを解明することを目的とする。 これまで我々は、Listeria monocytogenes経口感染モデルマウスの腸管上皮間リンパ球(i-IEL)の活性化における上皮系サイトカインの関与を検討し、L.monocytogenes経口感染において感染後早期に腸管上皮(i-EC)から産生されるIL-15がi-IELの活性化に関与する可能性が示唆された。また、KB細胞を用いて、LPSによる上皮系サイトカインの発現とT細胞の活性化を検討し、T細胞の活性化に口腔上皮細胞由来のIL-15が重要な役割を果たす可能性が示唆された。 本研究では、KB細胞を用い、LPS刺激によるサイトカイン産生にazithromycinが及ぼす影響を検討し、現在までにazithromycinによるIL-8の発現抑制を示唆する結果を得ている。今後、このIL-8抑制のメカニズムを明らかにするために、TLR4を介したシグナル伝達経路のうち、どのような分子にazithromycinが関与しているのかを解明していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)