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気管支喘息患者のコントロールの認識に焦点を当てた早期教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 18791695
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

里深 瞳  大阪府立大, 看護学部, 助手 (40405337)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords気管支喘息 / コントロールの認識 / 早期教育プログラム
Research Abstract

本研究の目的は、気管支喘息患者のコントロールの認識に焦点を当てた早期教育プログラムの開発を行うことである。先行研究をもとに考案された早期教育プログラムは、治療開始後5年以内の喘息患者2〜3名のグループを対象として実施されるものであり、3回の定期的なセッションのなかで患者同士での体験談の話し合い、テーマに基づいた主体的かつ効率的な学習、個人目標の設定等の特徴がある。この早期教育プログラムによって、コントロールの認識が早期に、かつ円滑に形成されて高い状態を維持でき、自己管理行動が継続または促進されて、喘息症状のコントロールやQOLの向上に繋がると考えられた。
今年度は、女性患者2名1グループに実施した。プログラム開始前に比してプログラム開始後に2名とも喘息症状が認められた。2名ともコントロールの認識は低下せず、自己管理行動も継続されていた。そして、1名はQOLが変化しなかったが、1名はQOLが顕著に低下していた。また、患者は早期教育プログラムのなかで同病者と交流することにより、精神的な支えを得て、日常生活に自信を持っことができるようになっていたり、軽視していた喘息を改めて認識するようになっていたりしていた。
喘息症状の体験は、患者に対して身体的心理的社会的に多大な影響を与えるものであることは先行研究で明らかになっており、今回の結果はそれを反映したものであると考える。プログラム開始後に2名とも喘息症状が認められたのは、季節が影響していると考えられるため、実施時期の検討が必要である。しかしながら、このような状況にある治療開始後早期の患者にとって、同病者との交流や療養生活等に必要なことについての学習は、コントロールの認識の維持、自己管理行動の継続に重要であると考えられる。早期教育プログラムの有効性を検討するためには、今後も対象者を増やしていく必要性があると考える。

Report

(1 results)
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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